♡お布団物語♡

ココロと身体に寄り添うサロン

ローズクォーツの前田です。

4年間、足を見させて頂いている老夫婦のお話です。

 

80年、一生懸命、家族の為に働いてこられたお父さん

そのお父さんを縁の下の力持ちで支え続けてきた、お母さん

ただただ、がむしゃらに突っ走ってきたけど、お父さんは定年と同時に色んな病気を発症していきます。

勿論、今も病院通いは必須

お母さんも同じく病気を発症

なんとか良くなりたい一心で良いと言われる所へ通ったり治療したり

と!

そんな時出会ったのが私=足つぼ^^

それから4年、本当に大切なご縁

 

笑顔も増えてきたけど、最近お母さんの足が気になって仕方なかったんです。

とにかく流れが悪い!マイナス!

疲れが取れない!でも家の事もしなくてはならない!

お父さんがあまり動けないから全部、自分が抱え込む!

そんな体調はお構え無しで、お父さんはマイペース今まで通り、お母さんに甘える・・・

悪循環・・・

お母さんにしてみたら ”私も、しんどい。分かってほしい”

お父さんにしてみたら ”俺の辛さの方が大きい”

4年間ずっと足を見てきているので分かるんです。

気力が湧かない、お母さん・・・

ヤバいなぁ・・・お母さんが倒れてしまったら、もうこの家は回らない・・・。

もう限界にきていると思い

お布団のお話をしました。

私が、なぜここまで、そのお布団にこだわるか

質の良い睡眠の大切さを実感したから

富山県八尾の絹(シルク)と高級羽毛の素材で出来たお布団

などなど・・・

 

話を戻しますが

お母さんは、とてもお話を聞く耳を持っていらっしゃる方で

物事を一方方向から見ません。

そしてジャッジもしません。

正直、高齢の方には珍しいぐらい視野が広い。

それは色んな経験をされてきたから・・

 

すぐに、お布団にご興味を持たれ、お布団屋さんに見せて頂きました。

先にお布団に入ったのは、お父さん・・

全く興味がなかったお父さんでしたが、お布団に入った瞬間から、あら不思議!

いつもより声が出ている・・そして

”母ちゃんには感謝している!” と・・・・・。

 

かなり頑固でクールなお父さんの突然の言葉に、お母さんは涙ぐんでいました。

長年連れ添ってきて初めての言葉でした。

言わなくても分かるだろ!な~んて、ほんとかしら???

私は4年間お母さんの色んな涙を見てきたけど

最高に嬉しい涙でした。

 

そのお布団に寝て1週間後、足つぼへ!

これまた不思議!

お父さんの足が、あきらかに変わってました。

腎臓ちゃんが

本人は、何一つ変わっていない!と言い張っているけど(笑)

足!うそつかな~い(笑)

そして、そんな、お父さんの変化に気付かない、お母さんじゃない

お布団に寝てから

だいぶ距離を置いていた息子さんに自分から電話をしたそうです。

お母さん

”本当に、ありがとね~”

と言われますが

お母さんの色んな方向から見れる器・視野

喧嘩しても何しても、ずっと変わらないお父さんへの愛

が、お布団に出会わせてくれたんです。

 

自分たちは、あと、どれだけ生きていられるか分からないと、よく言われます。

でも

最後の時まで喧嘩しながらでもいいから

穏やかに

いつまでも寄り添っていてほしい

という思いを込めて、これからもずっと足を見させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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